気になっている銘柄の第2弾として、ファブリカコミュニケーションズ(4193)の同業他社比較を行いました。
事前通知や督促などの法人向けSMS送信サービスを手掛ける企業です。中古車販売の業務管理システムも展開し順調に顧客を伸ばしているようです。
まずは業績について比較してみました。

マネックス証券の銘柄スカウターというサービスを利用して同業他社比較を行いました。
*同業他社との比較方法は「1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資 超効率的な「ファンダメンタル分析」入門 (著者:森口 亮氏)」を参考にさせてもらったので興味のある方はご一読ください!
比較として同業他社のパイプドHD(3919)、ユミルリンク(4372)、サイバートラスト(4498)を入れました。
同業他社と比較して、販管費率は比較的低く抑えられておりますが、売上総利益率・営業利益率ともにそれほど高い水準ではなさそうです。
続いて購入に値するかどうか判断するため、PSR(株価売上高倍率)を比較しました。

銘柄スカウターに時価総額と今期売上高(会社予想)が記載されているので、これからPSRを計算します。(PSR = 時価総額÷今期売上高)
ファブリカコミュニケーションズのPSRは約0.22倍でした。指標的にはかなり割安でが、同業他社も同水準であり割安感はそれほどないようです。
業績と割安面のバランスを考慮すると、同業他社のパイプドHD(3919)やユミルリンク(4372)の方が一歩リードしている印象です。
なお、パイプドHD(3919)について調べたところ、10/31付でMBO(経営陣による買収)を実施し、上場廃止するようです。
以上、ファブリカコミュニケーションズ(4193)の同業他社比較をまとめますと以下のようになりました。
- 販管費率は低く抑えられているが、売上高利益率・営業利益率ともに優位性はない。
- PSRは約0.22倍で指標的には割安だが、同業他社も同水準であり優位性はない。
- 業績と割安感を考慮すると、同業他社のパイプドHD(3919)やユミルリンク(4372)が一歩リードしている。
- パイプドHD(3919)は10/31付でMBO(経営陣による買収)を実施し、上場廃止予定。
ご参考ください^^
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