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フロンティア・インターナショナルの株価を予想しました。2023年2Q決算を分析!

分析

2022年第4週の本命銘柄の一つであるフロンティア・インターナショナルの株価予想をしてみました。

*2022年12月13日に2023年4月期 第2四半期決算短信の発表がありましたので、反映しています。

*フロンティア・インターナショナルの同業他社比較はこちら

フロンティア・インターナショナルはどんな会社?

企業のプロモーション事業を企画立案から制作、運営まで一貫して提供している会社です。広告よりも成長分野である体験型のプロモーション事業に力を入れています。販促から子会社の店頭販売支援まで総合力に強みがあります。名古屋、札幌、福岡、大阪に拠点を持ち、海外事業からは撤退したようです。

4期前からの業績推移

参照:はっしゃん決算分析シート

4期前から今期に至るまでの、売上、経常利益、株価、発行株数、時価総額、EPS(1株あたり純利益)、現金残高がどのように推移しているかを表した棒グラフです。

2期前に若干の経常利益の落ち込みがありますが、戦略的な投資による影響のようです。

各項目ともそれ以降は急な右肩上がりで成長しています。

1株資産・1株資本とPBRの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

次は、1株資産や1株資本(≒純資産)を4期前から追ったもので、その数字から理論PBRと実際のPBRを折れ線グラフで表しています。

1株資産、1株資本は右肩あがりです。

理論PBRも2期前から急上昇しております。一方、実際のPBRは横ばいです。

資産、資本は着実に増加しているのに対して、市場からの評価は追いついていない、いいかえれば割安感があると言えそうです。

株価と理論株価、資産価値・事業価値の推移

参照:はっしゃん決算分析シート

理論株価と実際の株価を折れ線グラフで表したものです。理論株価の算出に使う資産価値、事業価値の伸びを棒グラフで表しています。

2期前以降、理論株価、株価、事業価値、いずれも順調に伸びていることがわかります。

理論株価の急激な伸びに対して、株価の上昇は緩やかです。ここからも市場からの評価が遅れている(現時点で割安感がある)と言えると思います。

売上に対する各種利益や販管費の比率

参照:はっしゃん決算分析シート

損益計算書の棒グラフと、その数字から割り出した「粗利率」「販管費比率」「経常利益率」の線グラフを重ねたものです。

これを見ますと、2期前以降、粗利率・経常利益率は上昇、販管費利率は減少傾向となっています。

2期前は業績の落ち込みがありましたが、それ以降は順調に業績を上げているようです。

ROA、ROEの推移とPER、理論PERの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)の過去4期と今期の推移を棒グラフで表し、splpも「理論株価÷EPS」で計算した理論PERと、実際の株価をEPSで割ったPERの棒グラフを記載しています。

2期前以降、ROA・ROEは、右肩上がりが続いており、経営効率が向上していることが窺えます。

理論PERも右肩上がりですが、実際のPERは減少傾向です。ここからも市場の評価が追いついていないと言えそうです。

過去4期分の積み上げ式キャッシュフロー

参照:はっしゃん決算分析シート

キャッシュフロー計算書の営業・投資・財務CFとフリーキャッシュフロー(FCF = 営業CF+投資CF)を過去4期分、積み上げ式で棒グラフにしたものです。

営業CF・FCFが大幅にプラスであることから、過去4期全体では営業CFの範囲内で投資活動ができていることがわかります。

ただし今期は営業CF・FCFともにマイナスとなっており、急速に資金繰りが悪化していることがわかります。

今期の進捗と株価予想

今期の進捗は2Q発表時点で、売上高は26.0%、経常利益は25.0%、純利益は24.7%となっており、進捗率は良くないです。

また2Qの発表ではキャッシュフローがマイナスでした。

プラスの材料が出ない限り、今季中は株価は低迷すると推測しています。

まとめ

以上、フロンティア・インターナショナルの株価予想をまとめると、下記のようになります。

  • 2期前以降、業績は概ね右肩上がり。2期前の経常利益の落ち込みは戦略的投資による影響。
  • 2期前以降、1株資産・1株資本、理論PBRも順調に伸びている。実際のPBRは横ばいで市場の評価が追いついていない。
  • 2期前以降、株価、理論株価、事業価値も順調に伸びている。理論株価の伸びに対して実際の株価の伸びは緩やかで市場の評価が遅れている。
  • 2期前以降、粗利率・経常利益率が増加し、販管費費率が下がるという理想的な状態。
  • 2期前以降、ROA・ROE・理論PERは順調に伸びている。
  • キャッシュフローは前期までは潤沢で問題なかったが、今期に入って営業CF、FCFともにマイナス。
  • 今期の進捗は2Q発表時点で、売上高は26.0%、経常利益は25.0%、純利益は24.7%であり、あまりよくない。
  • 良い材料が出ない限り、今季中に株価が上がる要素は少ないと思われる。

以上、ご参考ください!

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