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じげんの決算短信を分析しました。

分析

2022年第4週の本命銘柄の一つであるじげん(3679)の今期と過去4期分の決算短信の分析を行いました。

*じげんの同業他社比較はこちら

じげんはどんな会社?

求人や不動産情報など複数のネットメディアをテーマごとに一括検索できる集約(アグリゲーション)サイトの運営を手がけています。一括検索、閲覧、応募ができる点が強みで、集客に対する成果報酬型の課金設定に特徴を持っている会社です。

4期前からの業績推移

参照:はっしゃん決算分析シート

4期前から今期に至るまでの、売上、経常利益、株価、発行株数、時価総額、EPS(1株あたり純利益)、現金残高がどのように推移しているかを表した棒グラフです。

売上は2期前から右肩あがりです。経常利益・EPSは2期前にマイナスになりましたが、以降は右肩あがりです。一方、株価・時価総額は右肩下がりとなっています。

2期前の経常赤字は、人材領域・生活領域におけるコロナ流行による影響が大きかったようです。

2期前以降は業績は持ち直しているものの、株価や時価総額が追いついていないと言えるでしょう。

1株資産・1株資本とPBRの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

次は、1株資産や1株資本(≒純資産)を4期前から追ったもので、その数字から理論PBRと実際のPBRを折れ線グラフで表しています。

1株資産、1株資本は2期前に一旦落ち込みがあったものの、それ以降は概ね右肩あがりです。

理論PBRも2期前に急激に落ち込みますがそれ以降は右肩上がり、実際のPBRは横ばいで推移しています。

前期から理論PBRと実際PBRが上昇に転じているので良い傾向です。

株価と理論株価、資産価値・事業価値の推移

参照:はっしゃん決算分析シート

理論株価と実際株価を折れ線グラフで表したものです。理論株価の算出に使う資産価値、事業価値の伸びを棒グラフで表しています。

2期前に赤字になったので事業価値はゼロになっています。それ以降は、事業価値・理論株価は右肩あがりとなっています。実際の株価は横ばいが続いており、市場からの評価が追いついていないと言えるでしょう。

売上に対する各種利益や販管費の比率

参照:はっしゃん決算分析シート

損益計算書の棒グラフと、その数字から割り出した「粗利率」「販管費比率」「経常利益率」の線グラフを重ねたものです。

粗利率は横ばい、販管費比率はやや増加傾向、経常利益率は2期前から持ち直したものの全体としては横ばいという結果でした。

やや成長性が不安視されます。

ROA、ROEの推移とPER、理論PERの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)の過去4期と今期の推移を棒グラフで表し、そこに「理論株価÷EPS」で計算した理論PERと、実際の株価をEPSで割ったPERの棒グラフを記載しています。

ROA・ROEは2期前にマイナスとなりましたが、以降は右肩上がりです。経営効率は上昇しているようです。

理論PER・実際PERは2期前を除くと横ばいと言えそうです。PERの観点から言うと成長性は停滞していると言えるでしょう。

過去4期分の積み上げ式キャッシュフロー

参照:はっしゃん決算分析シート

キャッシュフロー計算書の営業・投資・財務CFとフリーキャッシュフロー(FCF = 営業CF+投資CF)を過去4期分、積み上げ式で棒グラフにしたものです。

営業CF・フリーキャッシュフローは大幅なプラスです。投資CF、財務CFはマイナスで投資にも積極的な姿勢が伺えます。

キャッシュフローは問題ないと言えるでしょう。

まとめ

決算短信を分析したところ2期前に赤字となりましたが、それ以降は業績は回復傾向であることがわかりました。

しかし市場からの評価は追いついておらず、株価や時価総額は低迷しています。言い換えれば、今は割安感があると言えるかもしれません。

今季の進捗率は2Q時点で、売上46.1%、経常利益48.8%、純利益51.7%となっています。平凡な進捗率となってますが、今年に入ってから株価はじわじわ上がってきていますので、3Q以降の決算次第では、急上昇する可能性もあります。

以上、じげん(3679)の決算短信の分析結果をまとめると、下記のようになります。

  • 2期前以降は業績は持ち直しているものの、株価や時価総額が追いついていない。
  • 1株資産、1株資本は2期前に一旦落ち込みがあったものの、以降は概ね右肩あがり
  • 前期から理論PBRと実際PBRが上昇に転じていて良い傾向
  • 2期前以降、事業価値・理論株価は右肩あがり。一方、実際の株価は横ばい。
  • 粗利率は横ばい、販管費比率はやや増加傾向、経常利益率は2期前から持ち直したものの全体としては横ばいで成長性は停滞気味
  • ROA・ROEは2期前以降は右肩上がりで経営効率は上昇している。
  • 理論PER・実際PERは2期前を除くと横ばい。
  • キャッシュフローは潤沢、投資にも積極的。
  • 今期の進捗率は2Q時点で売上46.1%、経常利益48.8%、純利益51.7%で平凡
  • 今年に入り株価はじわじわ上がっている。

以上、ご参考ください!

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