先日の定量分析に引き続き、2022年第4集四季報で選別した本命銘柄の株式指標を分析しました。

横軸に銘柄コードと銘柄名、横軸に株価、予想PER、3期平均の増益率と増収率、来季の増収率と増益率、今期の利益率、今期の粗利率、今期の売上高増収率+営業利益率を足したもの、ROE(予想)の順に並べております。
各指標の優位性は下記の通りです。
- 予想PER・・・フロンティアインターナショナル(7050)
- PSR・・・フロンティアインターナショナル(7050)、きずなHLD(7086)
- 3期平均の増益率と増収率(%)・・・RS Techno(3445)
- 来季増収率(%)・・・デコルテHLD(7372)
- 来季増益率(%)・・・きずなHLD(7086)
- 今期利益率(%)・・・MS-Japan(6539)
- 粗利率(%)・・・MS-Japan(6539)
- 今期の売上高増収率+営業利益率(%)(成長力と収益性を見る指標)・・・シスロケーション(2480)
- ROE(予想)・・・フロンティアインターナショナル(7050)
PERやPSR等の割安性の指標をみると、プロモーション事業を手掛けるフロンティアインターナショナル(7050)が優位性がありそうです。家族葬事業を展開するきずなホールディングス(7050)もPSR0.7倍、PER9.1倍と割安性が目立ってます。
3期平均の増益率と増収率(%)を見てみると、やはり今好調な半導体関連の事業を営んでいるRS Techno(3445)の好調さが際立っているようです。3期平均増益率は50%、増収率は30%に迫る勢いです。
来季の増収率を見てみると、フォトウェディングを手掛けるデコルテHLD(7372)の優位性が目立ちます。コロナで落ち込んだウエディングの需要が回復してきているよう大きな増収が期待できるようです。
来季の増益率は、出店費用や広告費用を抑制できる見込みで、きずなホールディングス(7050)が30%を超える増益率を予想しています。
今期の売上高営業利益率と粗利率はMS-Japanに優位性がありそうです。これは、公認会計士、税理士、弁護士等の士業の人たちを一般事業会社の管理部門に紹介する事業形態なので、原価がかからないのが大きな原因と考えられます。
今期の売上高増収率+営業利益率(%)は成長性と収益力の両方を見る指標です。売上高が増加した割合(売上高増収率)と売上高に対する利益の割合(営業利益率)を足した数値が40%を超えれば、成長性と収益性を兼ね備えた企業と見ることができます。ここでは自動車金融・販売の支援システムが柱であるシスロケーション(2480)と驚異的な数値を叩き出しています。
最後に株主資本をどれだけ効率的に回して業績を上げているかを示したROE(自己資本利益率)ですが、フロンティアインターナショナル(7050)の数値が30%超えとかなり際立ってます。ROEは20%超えればかなり優秀なので、かなり効率的な経営を手がけていると言えます。
以上まとめますと、
- 割安性はフロンティアインターナショナル(7050)、きずなHLD(7086)が優秀。
- 収益性や成長性はシスロケーション(2480)、RS Techno(3445)、MS-Japan(6539)が優秀。
- 経営効率性はフロンティアインターナショナル(7050)が優秀
と言えそうです。
ご参考ください^^
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