
今年のリフト代、また上がってない…?
子どもと雪山に行きたいけど、家族全員分だと数万円飛ぶんだけど(泣)
冬のレジャーシーズン到来。子どもと雪山に行きたい気持ちとは裏腹に、家族全員分のリフト代・レンタル代・ウェア代を計算して、そっとブラウザを閉じた経験はありませんか?
物価高の今、「株主優待」を使ってレジャー費を節約するのは、子育て世帯にとって最強の防衛策です。
「優待で数千円得したけど、株価が下がって数万円損した」
これでは本末転倒です。
そこで今回は、慎重派の株式アナリストである筆者が、予算30万円以下で買えるスキー関連優待株を4つピックアップし、「今すぐ買っていい株」と「今は様子見すべき株」をガチ分析しました。
結論から言うと、4銘柄中3つは「今は買うな」です。
しかし、残りのたった1つだけ、自信を持っておすすめできる「本命」が見つかりました。
この記事を読めば、あなたの冬のレジャー費を賢く下げつつ、資産もしっかり守るための「投資の正解」が分かります。
【結論】候補はこの4社。でも「買い」は1社だけ
まず、今回の分析対象となる4銘柄を紹介します。
選定基準は、拙書『最高の優待!子育て夫婦のための最強優待企業30選』のAIプロンプトを活用し、「30万円以下」かつ「冬に確実に使える」銘柄を抽出しました。

なぜこのような判定になったのか? 拙書『子育て夫婦のための高配当×成長株ハイブリッド投資術』のファンダメンタルズ分析に基づいて、その理由を包み隠さず解説します。
本命:東急不動産HD(3289)が「唯一の買い」である3つの理由
今回、私が「今すぐ監視リストに入れ、タイミングを見て買うべき」と判断したのは東急不動産HDだけです。
「ニセコ」「白馬」など人気エリアのリフト券がお得になる優待も魅力ですが、それ以上に「企業として稼ぐ力」が他の3社とは段違いだからです。
【重要】プロが狙う「東急不動産HD」の買い時チャート分析
「じゃあ、今すぐ成行注文だ!」というのは少し早計です。
賢い投資家は、少しでも有利な価格(押し目)を狙います。以下の水準を目安にしてください。

3銘柄を「今は保留(様子見)」としたプロの根拠
優待自体は魅力的なのに、なぜ他は「保留」なのか?
それは、「業績の懸念」が「優待のメリット」を打ち消してしまうリスクがあるからです。
1. アルペン(3028):利益率の回復待ち
スポーツデポなどでお馴染みのアルペン。優待券は子供のウェア購入にも使えて便利なのですが、直近決算で営業利益が2割以上減少しています。
猛暑の影響で夏物が売れず、値引き販売をしたことが原因です。冬の書き入れ時に「定価でしっかり売れているか」を確認するまでは、高値掴みを避けるのが無難です。
2. グリーンランドリゾート(9656):減配予想が痛い
北海道のホワイトパークなどで使える優待は強力ですが、今期は「減配(配当金が減る)」の予想が出ています。
株価6万円台と安いですが、利益も減少傾向。次の成長軌道が見えるまでは「待ち」の一手です。
3. 日本スキー場開発(6040):利益の中身に注意
「最高益更新!」というニュースが出るかもしれませんが、飛びつかないでください。
来期の利益予想には「土地の売却益」という一時的なボーナスが含まれています。
本業の実力だけで成長しているかを見極めないと、翌年に「やっぱり利益減りました」と株価が下がるパターンに巻き込まれる可能性があります。
結論:子育て投資家の戦略はこれだ!
今回の分析をまとめます。
投資の目的は、ハラハラすることではなく、「家族の思い出」と「家計の余裕」を作ることはずです。
まずは証券アプリを開いて、3289(東急不動産HD)を登録するところから始めてみてください。
これだけで、あなたは「雰囲気で株を買う人」から「根拠を持って資産を守れる投資家」へとレベルアップしていますよ。
※本記事は特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
分析手法や選定基準は『最高の優待!子育て夫婦のための最強優待企業30選』および『子育て夫婦のための高配当×成長株ハイブリッド投資術』に基づいています。

