いい決算が出たはずなのに、なぜか株価が上がらない……。
そんな経験に頭を悩ませていませんか？実は、今の日本株相場を動かしているのは企業の数字だけではありません。相場を支配する「巨大な潮流」の正体、それは国の予算が集中する「高市国策テーマ」です。
この記事では、銘柄選びに軸がなく、何を買えばいいか迷っている投資家の方へ向けて、政府の成長戦略に基づいた「17の戦略分野」を徹底解説。
最新のランキング順位と、監視すべき代表銘柄をすべて網羅しました。
読み終える頃には、あなたはニュースの裏にある「金の流れ」を読み解き、自信を持って監視リストを整理できているはずです。
投資の迷いを卒業し、国の予算を味方につける負けない投資家への一歩をここから踏み出しましょう。
なぜ今の日本株は「業績」より「国策」なのか
「決算は良かったのに、株価は無反応。一体何を見ればいいの？」
投資の基本は業績ですが、それだけでは勝てないのが今の相場です。
機関投資家などの大口は、まず「国がどこに巨額の予算を投じるか」という大きな枠組みをチェックします。
国が守り、育てると決めた分野には、補助金、規制緩和、そして世界中からの投資マネーが雪崩のように流れ込みます。
これが「政策に売りなし」と言われる理由です。
高市氏のビジョンにも通ずる「17の戦略分野」を知ることは、相場のカンニングペーパーを手に入れることと同じなのです。
保存版：高市国策17テーマ期待度ランキング一覧表
最新の期待度に基づき、17分野を整理しました。
徹底解説！2026年を牽引する全17分野と代表銘柄
画像にあるランキング順に、全17分野の「なぜ狙い目か」と「注目すべき企業」を詳しく紐解いていきましょう。
第1位：AI（人工知能）・半導体
産業全体の生産性を底上げし、国内の供給網（サプライチェーン）を強化する最重要課題です。
- 代表銘柄：ソフトバンク(9434)、ローム(6963)、ルネサスエレクトロニクス(6723)、HOYA(7741)
第2位：デジタル・サイバー
政府や重要インフラを守るサイバー防衛は、一度需要が発生すれば継続しやすく、景気に左右されない強みがあります。
- 代表銘柄：トレンドマイクロ(4704)、NEC(6701)、NTT(9432)、NTTデータ(9613)
第3位：防衛産業
安全保障ニーズが高まる中、国の予算が最も明確に増加している「聖域」とも呼べる分野です。
- 代表銘柄：三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)、IHI(7013)、東京計器(7721)
第4位：資源・エネルギー
脱炭素（GX）と、エネルギーの安定供給という二つの難題を解決するための巨額投資が続いています。
- 代表銘柄：東芝(6502)、積水化学工業(4204)、JGC HD(1963)、ENEOS HD(5020)
第5位：防災・国土強靭化
災害大国日本において、インフラの老朽化対策や強靭化は、地方創生とも結びついた「止まらない投資」です。
- 代表銘柄：大成建設(1801)、鹿島建設(1812)、日本ヒューム(5262)、Liberaware(218A)
第6位：航空・宇宙
国防、観測、通信衛星など、複数の巨大な需要が重なり、いよいよ商業化が加速するフェーズです。
- 代表銘柄：三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)、IHI(7013)、三菱電機(6503)
第7位：量子
研究開発から社会実装フェーズへ。現在のコンピュータを遥かに凌駕する計算基盤の構築を急いでいます。
- 代表銘柄：NTT(9432)、インテリジェント ウェイブ(4847)、NIPPON EXPRESS HD(9147)、テラスカイ(3915)
第8位：マテリアル（重要鉱物・部素材）
次世代技術に不可欠な希少資源や、高機能な部材の確保。製造業の命運を握る経済安保の要です。
- 代表銘柄：住友金属鉱山(5713)、三菱マテリアル(5711)、三井金属鉱業(5706)、エヌ・ピー・シー(6255)
第9位：情報通信
5Gの普及、その先の6Gへ。通信網の強靭化と更新投資は、デジタル社会の毛細血管を整える作業です。
- 代表銘柄：ミライト・ワン(1417)、コムシスHD(1721)、協和エクシオ(1951)、Mipox(5381)
第10位：港湾ロジスティクス（物流）
物流の効率化と、島国日本の玄関口である港湾の強靭化。2024年問題の解決策としても期待されています。
- 代表銘柄：日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)、NIPPON EXPRESS HD(9147)
第11位：造船
環境規制に伴う「グリーンな船」への買い替え需要に加え、供給制約による需給改善が業績を押し上げます。
- 代表銘柄：名村造船所(7014)、三井E&S(7003)、内海造船(7018)、ジャパンエンジン(6016)
第12位：創薬・先端医療
再生医療やがん治療など、先端医療の社会実装が本格化。高齢化社会における最大の成長産業の一つです。
- 代表銘柄：クオリプス(4894)、セントラル硝子(4044)、セルシード(7776)、Heartseed(219A)
第13位：合成生物学・バイオ
微生物などの力でモノづくりを変える基盤技術。石油に頼らない持続可能な社会の鍵となります。
- 代表銘柄：クオリプス(4894)、セルシード(7776)、三洋化成工業(4471)、ゴールドウイン(8111)
第14位：フュージョンエネルギー（核融合）
地上の太陽とも言われる究極のクリーンエネルギー。実用化は先ですが、周辺部材の需要はすでに始まっています。
- 代表銘柄：フジクラ(5803)、三井不動産(8801)、京セラ(6971)、浜松ホトニクス(6965)
第15位：海洋
海底インフラや資源観測。広大な領海を持つ日本にとって、海洋利権の確保は国防と直結します。
- 代表銘柄：精工技研(6834)、大泉製作所(6618)、住友電気工業(5802)、santec(6777)
第16位：コンテンツ
外需が非常に強いアニメ、ゲーム、漫画。日本が誇るソフトパワーですが、政策による直接支援は現在模索中。
- 代表銘柄：バンダイナムコHD(7832)、スクウェア・エニックスHD(9684)、東映(9605)、KADOKAWA(9468)
第17位：フードテック
代替肉や陸上養殖。将来の食料危機に備え、安定した供給網を築くためのテクノロジーです。
- 代表銘柄：味の素(2802)、カルビー(2229)、山崎製パン(2212)、協和キリン(4151)
失敗を避けるための「国策テーマ株」活用ガイド
- 織り込み済みを疑う
ニュースで話題になった瞬間は、株価がピークのこともあります。まずは監視リストに入れ、一息ついた押し目を狙うのが王道です。 - 業績との掛け合わせ
テーマ（期待）だけでなく、実際に稼げている（実需）企業を選ぶこと。国策×好決算が最強の組み合わせです。 - 構造的な視点を持つ
政治家個人への期待だけでなく、日本という国が解決せざるを得ない課題（防衛、老朽化、AIなど）に基づいたテーマを選びましょう。
まとめ：あなたの投資を高市国策モードへ
いかがでしたでしょうか。
今の日本株を攻略するために必要なのは、単なるテクニックではなく、国がどこに資金を流そうとしているかを知る「地図」を持つことです。
- 業績だけを追わず、国の進む方向（国策）を確認する
- 2026年版の17分野ランキングを、銘柄選びの辞書にする
- 追い風を確認したら、具体的に監視リストへ加える
このステップを繰り返すことで、あなたの投資の軸はより強固なものになります。
今すぐできる唯一のアクション（CTA）
この記事を閉じる前に、3分だけ時間をとって以下のアクションを完了させてください。
- 全17分野の中から、あなたが最も期待できると感じたテーマを1つ選ぶ
- その代表銘柄のコードを証券アプリで検索し、お気に入りに登録する
- 登録完了後、この記事のコメント欄（またはSNS）で「●●をチェックした！」と発信する
今この瞬間の小さな行動が、あなたの投資スタイルを国策モードへと切り替えます。
P.S.
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
投資の世界は日々変化しますが、学ぶ意欲を持ち続けるあなたなら、必ずチャンスを掴めるはずです。
もし、登録した銘柄の動きや、さらに深掘りしたいテーマがあれば、いつでも教えてください。共に賢い投資家を目指しましょう。
