株を分析したい人にオススメの書籍である「1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資 超効率的な「ファンダメンタル分析」入門 (著者:森口 亮氏)」について口コミします!Excel株投資のメリット・デメリット、おすすめする人・しない人、森口亮氏の評判やプロフィールなどご紹介します!
Excel株投資の概要
株分析(特にファンダメンタルズ分析)の勉強をしたい人には非常におすすめの一冊です。これ一冊で株の選定、分析、検証、一連の流れを理解できます。
またエクセルを使った分析手法を学ぶことができます。
本では、中長期でゆっくり保有できる有望な成長株を探し出して、ねちっこく分析をし、最良のタイミングで投資するスタイルを提唱しています。
森口氏によると、儲けを出せた銘柄は下記の特徴があったそうです。
- 何度も過去の値動きを分析したことがある。
- ユーザーとしてその会社を利用したことがある。
- その上で毎日ニュースやチャートをチェックしていた。
そういった習慣を身につけるために、「Excel株投資」が有効であると説いてます。
森口 亮氏のプロフィール&資産&評判
著者は書籍の他、YouTubeの「毎日チャート分析チャンネル」(登録者数5.2万人)や有料ノートも運営している専業投資家の森口守氏です。
美容師などの色々なキャリアを経るもうまくいかず、株式投資で人生が劇的に変わったそうです。
日本の個別株を始めて3年で元手の300万円程度の資産を10倍以上にしました。そのほか、株式投資学校の講師にもなっており、非常に才覚に優れた方だということがわかります。
辛口評価の多い5ちゃんねるでも「動画がわかりやすい」と評判なようです。
Excel株投資の要点
ざっくりですが本に書かれているのは下記の通りです。
- 四季報による候補銘柄の選定方法
- 楽天証券を使ったウォッチング方法
- 目標株価の算出方法
- 本命銘柄とそれ以外の銘柄の選定基準
- 同業他社との比較の方法
- チャートによる売り・買い時の見極め方
- 週1回のとことん分析する方法
- エクセル分析シートの振り返り手法
- 短期売買の方法
非常に幅広い項目を網羅してます。
Excel株投資のメリット
本を読んでよかった点は下記のとおりです。
株式投資の一連の手法が学べる
銘柄選定、分析、検証、売買といった一連の流れについて、概要だけでなく具体的な手法が記載されています。
一つ一つ読み進めて手も動かしていけば理解が深まるでしょう。
エクセルを使った分析方法を学べる
大学生や社会人であれば必須のスキルであるエクセルをベースにしているので非常にとっつきやすいです。
多くの銘柄についてたくさんの株式指標を計算する必要があるので、エクセルは最適な気がします。
エクセルフォーマットが手に入る
本で紹介されているリンク先より、著者が実際に使っているエクセルフォーマットをダウンロードすることができます。個人的にはこれが非常にありがたいです。
そのまま使うもよし、自分なりに計算式などをアレンジして使うもよし、色々な活用ができます。
ちなみにエクセルフォーマットはこんな感じです↓
Excel株投資のデメリット
構成が良くないため読み進めにくい
個人的には本の構成が分かりづらく、ちょっと読みにくい感じでした。若干の読解力を必要とするかもしれません。
ただし、順を追ってゆっくり読み進めていけば問題ないと思います。
目標 PERの算出基準が不明確
著者独自が考案したPER対応表から目標PERを算出するのですが、あまりにも目標PERが高い場合は、若干下げて設定する必要があるようです。
ただその基準や根拠がいまいち曖昧な感じがしました。
週1のとことん分析の作業量が膨大
週に1度とことん分析することを推奨しています。
エクセル分析以外にも、企業のIR資料のチェック、チャートの分析などがあり、それらを本命銘柄全てで実施する必要があるので、結構な作業ボリュームとなります。
これを果たして週に1回もできるのか疑問に思いました。
Excel株投資をおすすめする人
私がこの著書をおすすめするのは下記の人です。
個別株投資に興味ある人
個別株についてじっくり分析・検証して、売買したいという人に向いていると思います。多くの銘柄で同じ作業を繰り返す必要があるのでエクセルは最適だと思います。
ファンダメンタルズ分析に興味ある人
チャートの見方もかなり詳しく書かれているのですが、基本的にファンダメンタルズ分析の手法を中心い書かれています。
テクニカル分析について詳しくしりたい方は他の書籍を読んだ方が良いかもしれません。
分析・検証が好きな人
終始、分析・検証の必要性が述べられており、実際に具体的な方法が記載されています。そういった作業が好きな方にはおすすめです。
Excel株投資をおすすめしない人
この本をおすすめしない人は下記の通り。
自分で手を動かすのが嫌いな人
自分の糧とするには自分で作業しないといけません。これがかなり膨大な量となるので、億劫な人にはあまりおすすめしません。
分析、検証といった作業が嫌いな人
前項でも記載しましたが、分析・検証の内容がメインなので、そういったことが嫌いな人には向いてません。
エクセルが嫌いな人
エクセルをフルに使った手法が紹介されているので、エクセルが苦手だったり嫌いな人には向いていないかもしれません。
まとめ
以上、ざっと本のポイントをまとめましたがいかがだったでしょうか?結論をまとめると下記のようになります。
- 株の銘柄選定、分析、検証、売買、一連の流れを学ぶにはとても良い本
- エクセルフォーマットが非常に有用。自分でアレンジもできる。
- 株式投資をする上で個人的には一番ためになった書籍。
とても良い本だと思いますので気になった人はぜひ読んでみてくださいね!
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