「毎日飲んでいるブリタの水の味が、なんだか最近おかしい気がする…」
「ふと見たら、本体の底やフタの溝に黒い点々があるけれど、これってカビ?」
健康のためにブリタを使っているのに、その中にカビが生えているかもしれないと気づいた時のショックは大きいですよね。実は、ブリタのようなポット型浄水器は、その仕組み上、非常にカビが発生しやすい「弱点」を持っています。
この記事では、家庭にある「キッチンハイター」を使って、安全かつ徹底的にブリタをリセットする方法を3,000文字超の圧倒的ボリュームで解説します。
さらに、カビを再発させないための運用術や、どうしても落ちない時の買い替え目安まで、専門的な視点でお届けします。
※もし既にカートリッジの内部にまで黒カビが見える場合は、洗浄は不可能です。健康を損なう前に、今すぐ新しいカートリッジに交換しましょう。
1. なぜブリタにカビが生えるのか?浄水器ならではの盲点
そもそも、なぜ「水しか入れていない」ブリタにカビが生えるのでしょうか?その理由は、ブリタが非常に優秀な浄水器であること自体に隠されています。
塩素(殺菌成分)が除去されるため
日本の水道水には、雑菌の繁殖を抑えるために「塩素」が含まれています。ブリタはこの塩素を99%以上除去することで、水を美味しくしています。しかし、塩素がなくなった水は、防腐剤が入っていない状態と同じ。わずかな浮遊菌や空気中のカビ胞子が入り込むと、爆発的に増殖してしまうのです。
黒カビ・赤ヌメリの正体
ブリタでよく見られる汚れは主に2種類です。
- 黒カビ(クラドスポリウム):湿気を好み、プラスチックの表面やパッキンの溝に根を張ります。吸い込むとアレルギーの原因にもなります。
- 赤ヌメリ(ロドトルラ):ピンク色のヌメリ。厳密にはカビではなく酵母の一種ですが、放置すると黒カビを呼び寄せる温床になります。

2. ブリタにハイターは使える?公式の見解と注意点
結論から言うと、ブリタの本体(ポット部分)や水受けにはキッチンハイター(塩素系漂白剤)が使用可能です。ただし、公式の取扱説明書では「中性洗剤での洗浄」が基本とされており、ハイターは「最終手段」としての扱いが望ましいです。
ハイターを使っていいパーツ
- 本体ポット(透明な部分):OK。ただし長時間の放置は素材を傷めます。
- 水受け(カートリッジをセットする部分):OK。一番カビやすい場所なので入念に。
- フタ(液晶・ライトなし):OK。
絶対にハイターNGなパーツ
- カートリッジ:【絶対NG】内部の活性炭が塩素を吸着し、フィルターが使い物にならなくなります。
- 液晶メモ・スマートライト:【絶対NG】電子部品が入っているため、浸水させると故障します。
本体は洗えても、カビがついたカートリッジを使い続けるのは非常に危険です。カートリッジのストックがない方は、今のうちに用意しておきましょう。
3. 【実践】ブリタのカビを根こそぎ落とすハイター洗浄手順
それでは、具体的な洗浄ステップを解説します。安全のために、必ず「換気」を行い、「ゴム手袋」を着用してください。
ステップ1:パーツの分解と予洗い
まず、カートリッジと液晶パーツを取り外します。その後、食器用の中性洗剤とスポンジで、目に見える汚れやヌメリを軽く落としておきましょう。いきなりハイターをかけるよりも、除菌効果が高まります。
ステップ2:希釈液の作成(黄金比率)
大きめの桶や、ブリタの本体そのものを使って希釈液を作ります。
比率:水1Lに対してキッチンハイター約10ml(キャップ半分弱)
※お湯は使わないでください。塩素が急激に揮発し、効果が薄れるだけでなく、蒸気を吸い込むと危険です。必ず常温の水を使用しましょう。
ステップ3:30分間の「静かな」つけ置き
パーツを希釈液に沈めます。浮き上がってきてしまう場合は、上に重しを置くか、途中でひっくり返してください。時間は30分が目安です。1時間以上の放置は、プラスチックの劣化(黄ばみや脆化)の原因になるので厳禁です。
ステップ4:流水による「5分間」の徹底すすぎ
ここが最も重要な工程です。ハイターの成分が少しでも残っていると、水の味を損なうだけでなく、健康に影響を及ぼす可能性があります。ヌメリが完全になくなり、あの特有のツンとする臭いがしなくなるまで、最低でも5分間は流水ですすぎ続けてください。
ステップ5:完全乾燥
洗った後すぐに組み立ててはいけません。水気が残っていると、そこからまたカビが再発します。清潔なタオルの上で、風通しの良い場所で乾燥させてください。
4. 掃除を劇的にラクにする!併せて使いたい便利グッズ
ブリタの洗浄は、角や溝が多くて意外と大変です。無理に指を突っ込むよりも、専用の道具を使った方が傷をつけずに綺麗にできます。
キッチン泡ハイター(スプレー型)
つけ置きするほどではないけれど、注ぎ口の隅っこだけ除菌したい…という時に便利です。ピンポイントで泡が密着するので、時短になります。
柄付きボトルブラシ
大容量モデルのブリタ(アルーナXLなど)を使っている場合、底まで手が届きにくいですよね。柔らかい素材のシリコンブラシなら、プラスチックを傷つけずにヌメリだけを掻き出せます。
5. 「混ぜるな危険」だけじゃない!ハイター洗浄の禁止事項
ハイターは強力な分、使い方を間違えると大事故につながります。以下の3点は絶対に守ってください。
① 酸性タイプのものと混ぜない
クエン酸、お酢、レモン汁などが残っている状態でハイターを使うと、猛毒の塩素ガスが発生します。「水垢をクエン酸で、カビをハイターで」と同時に行いたくなりますが、必ず別々の日に行うか、完全に洗い流してからにしてください。
② 研磨剤入りのスポンジを使わない
硬いスポンジやクレンザーを使うと、プラスチックの表面に「目に見えない細かい傷」がつきます。カビはその傷の中に根を張るため、良かれと思ってゴシゴシ洗うことが、実はカビを増やす原因になります。洗浄は常に柔らかいスポンジで行いましょう。
6. カビを再発させない!ブリタ運用の「黄金ルール」
一度綺麗にした後は、二度とカビを生やしたくないですよね。ブリタユーザーが守るべき3つの習慣を紹介します。
ルール1:基本は「冷蔵庫」が定位置
「冬だから大丈夫」「すぐ飲むから」と出しっぱなしにしていませんか?室温はカビにとって天国です。ろ過の最中であっても、基本的には冷蔵庫に入れておくのが最も安全です。
ルール2:24時間以内に飲み切る・入れ替える
浄水した水は、塩素がないため24時間で劣化が始まります。使い切れない場合は、贅沢に料理に使うか、観葉植物にあげるなどして、毎日新鮮な水に入れ替えましょう。
ルール3:週1回、中性洗剤でリセット
ハイターを使うような事態になる前に、週に一度は全てのパーツを分解し、普通の食器用洗剤で洗ってください。この「予防洗い」だけで、ハイターの出番はほぼなくなります。
7. それでもカビが落ちない・臭いが消えない時は?
どれだけ洗ってもプラスチックに臭いが染み付いていたり、パッキンの奥の黒ずみが消えない場合は、「本体の寿命」です。プラスチックは経年劣化で目に見えないヒビが入り、そこに雑菌が住み着きます。
数年使い続けているなら、思い切って最新モデルに買い替えるのも一つの手です。最近のブリタはより注ぎやすく、掃除しやすい形状に進化しています。
おすすめ:一人暮らし〜少人数なら「リクエリ」
冷蔵庫のドアポケットに収まりやすく、最も掃除がしやすいシンプルな形状です。
おすすめ:ファミリーなら「スタイル」
LEDでカートリッジの交換時期を教えてくれるスマートライト搭載モデル。見た目もおしゃれで、キッチンが華やかになります。
まとめ:清潔なブリタで毎日を健やかに
ブリタ浄水器のカビ問題について、ハイターを使った解決策から再発防止まで詳しく解説しました。
- 本体はハイターOK(希釈液で30分)
- カートリッジと液晶はハイター厳禁
- すすぎと乾燥を徹底する
- カビたカートリッジは迷わず新品交換
水は私たちの体の大半を作る大切な要素です。カビの生えた浄水器では、せっかくの健康習慣も逆効果になりかねません。今日、この記事をきっかけに、お手元のブリタをピカピカにリフレッシュしてみませんか?
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