この記事では、名古屋に地盤を持つ戸建メーカ、アールプランナーの株価が急上昇!というテーマでお届けします。
そのほか、アールプランナーの評判や今後の株価予想などを決算短信を元に分析します。
この記事を読むことで、アールプランナーがどんな会社なのか?、今後の株価予想も参考にしていただけると思いますよ!
では本題に入ります。
*2025年12月10日に2025年1月期 第3四半期決算短信の発表がありましたので反映しています。
アールプランナーはどんな会社?
名古屋地盤の戸建て住宅会社です。
主力は建売住宅販売で、他に注文住宅請負、リフォーム請負、土地販売を手がけています。
19年から首都圏へ進出し、支店や展示場を開設しています。23年1月期に初の配当を実施。
住宅と不動産を手がけてきたグループで、お客様の満足はもちろん、社員の満足、社会の満足にも貢献する企業として、常に成長をし続けています。
株式会社アールプランナーは、東京証券取引所グロース市場に上場しています。
アールプランナーの評判は?
アールプランナーの建売については、建物のデザインや内装に関しては好評である一方、価格が高いという意見が多いようです。
また就職・転職情報サイトによると、「役員のみに決定権があり、管理職はじめ一般の社員が提案や、意見ができる形態が全くとられていない。忙しい…」という口コミもあるようです。
良くも悪くもかなりワンマンな会社と言えそうです。
アールプランナーの決算短信分析
アールプランナーの4期前から今期に至るまで決算短信について分析しました。
なお、決算分析の手法は下記の本を参考にさせていただきました!
>> はっしゃん株の本!10倍株の探し方の評判と理論株価や決算分析シートの内容も!
アールプランナーの業績推移
4期前から今期に至るまでの、売上、経常利益、株価、発行株数、時価総額、EPS(1株あたり純利益)、現金残高がどのように推移しているかを表した棒グラフです。
売上・現金残は右肩あがりです。
利益・株価・時価総額はここ2期ほど低迷が続いておりましたが、今期になって急速に回復していることがわかります。
アールプランナーの資産推移
上のグラフの棒グラフは、4期前からの1株(総)資産や1株資本(純資産)、折れ線グラフは理論PBR(理論株価÷純資産)と実際のPBRを示しています。
1株資産・1株資本ともにここ2期ほど落ち込んでおりましたが、今季で急速に回復しているのがわかります。
また理論PBRは今季大幅に上がってますが、実質PBRは右肩下がりであり割安感が増しているのがわかります。。
アールプランナーの株価と理論株価、資産価値・事業価値の推移
実際の株価と理論株価、その計算に使う会社の資産価値・事業価値の推移です。
事業価値がここ2期低迷していましたが、こちらも今季で大幅に上昇しています。
それに伴って理論株価も実際株価も上昇傾向にあります。
アールプランナーの売上に対する各種利益や販管費比率の推移
損益計算書から読み取れる各数値、粗利益率、販管費比率、経常利益率の推移です。
2期前から粗利率・経常利益率が低下傾向、販管費率は横ばいです。今期になって回復の兆しが見えます。
アールプランナーのROA、ROE、PER、理論PERの推移
ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)と、「理論株価÷EPS」で計算した「理論PER」と実際の株価をEPSで割ったPERの折れ線グラフです。
このグラフによって会社が総資産や自己資本を使って収益を伸ばしているか、減らしているかわかります。ROEやROAの時系列変化は成長が加速するか減速するかを示す重要なサインです。
ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)もここ2期は落ち込んでおりましたが、今季は大幅に回復見込みです。
それに伴い実質PERは急低下しており割安感が高まっています。
アールプランナーの過去4期分の積み上げ式キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書の営業・投資・財務CFとフリーキャッシュフロー(FCF = 営業CF+投資CFで計算)を今期と過去3期分、積み上げ式で棒グラフにしたものです。
4期前から営業CF, FCFともにマイナスでしたが、今期になってプラスに転じているのがわかります。
これまで同社は資金繰りが懸念点でしたが、キャッシュフローも改善されてきている様子が伺えます。
アールプランナーの株価チャート分析
以下はアールプランナーの株価チャート(日足・週足)になります。
○日足
○週足
今年に入って決算ごとに上方修正を繰り返しています。週足も2023年12月に底をつけてから一貫して上昇トレンドです。
アールプランナーの株価が急上昇!今後の株価予想は?
3Q発表時点の進捗は、売上高は73.4%、経常利益は70.9%、純利益は71.5%となっています。
3Qは毎期よくないのですが、上方修正かつ増配の発表もあり、絶好調という感じです。
このまま今季中は上昇トレンドを続けると思われます。
受注高、受注棟数、受注残ともに好調を継続しているので、来期以降も期待が持てるのではないでしょうか?
アールプランナーの決算分析まとめ
アールプランナーの決算分析をまとめると以下のとおりです!
- 今期に入って業績は急回復。各種、指標も軒並み改善
- フリーキャッシュフローもプラスに転じて、懸念であった資金繰りも改善傾向。
- チャートも一貫して上昇トレンドを継続中。
- 受注高、受注棟数、受注残ともに好調を継続しているので、今期のみならず、来期以降も期待が持てる
以上、ご参考ください!
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