あなたは普段お米を炊く際にどのようにして炊いていますか。
お米は、炊き方一つで炊き上がりが全く違います。
今回は、お米の美味しい炊き方について三ツ星お米マイスターを取得したプロが解説していきます。
お米の保存方法や洗い方、炊飯器の使い方や水の量・調味料など段階を踏んで詳しく説明していきますので、ご期待ください!
お米を炊く前の準備
お米を炊く前の準備は以下のとおりです。
お米の保存方法
米を保存する際は、低温で湿気の少ない所で保存するのがベストです。
具体的には、冷蔵庫の野菜室がいいでしょう。
冷蔵庫に入れる際は、お米をジップロックやペットボトルなどに移し替えると品質の劣化も防ぐことができます。
もちろん常温保存でも良いのですが、なるべく温度と湿度が上がりにくい場所で保存してください。
お米は、夏の暑い時期になると天敵の「虫」が湧きやすくなります。
気温が18度以上になると、虫が湧きやすくなるので暖かくなってくる時期は特に気を付けましょう。
お米の洗い方
お米は白米になると最初の水を一気に給水します。
ですので、洗米で使う水はとっても大事です。
ミネラルウォーターなどの綺麗な水を使うと、炊き上がりが糠臭くない美味しいお米に仕上がります。
実際に洗う際には、優しく2~3回程度洗えば十分です。
よくお水が透明になるまで洗う方もいらっしゃいますが、実は間違いです。
旨味成分も研ぎ汁と一緒に流してしまっているので、そこまできれいに流さなくても大丈夫です。
お米を炊くコツ
お米を炊くコツは以下のとおりです。
炊飯器の使い方
炊飯器でお米を炊く場合は、早炊きモードで炊くことをおすすめします。
なぜ早炊きなのかというと、最もお米を美味しく炊くことができるからです。
通常の炊飯だと、お米を加熱する工程があります。
加熱の工程があることによって、炊き上がりのご飯のうまみが落ちてしまうのです。
その結果、べちゃっとした仕上がりになったり、ちょっと固かったりと、ご飯の品質に影響してしまいます。
ですので、加熱工程がない「早炊き」で炊くことをおすすめします。
お米と水の量
炊飯する際の水の量は、一般的には「お米の量×1.2倍=水の量」が適切とされています。
ですので、お米1合に対して水は180g、2合に対して360gの水が適切です。
これは推奨量であり、お好みで水の量を調節しながら炊き上がりのお米の固さを調整してください。
お米を美味しく炊くためのアレンジ
お米を美味しく炊くためのアレンジ方法は以下のとおりです。
お米に加える調味料
お米を炊く際に、さまざまな調味料を加えることでさらにおいしくお米を炊くことができます。
古いお米にはサラダオイルやマヨネーズ、みりんなどを入れることで美味しく炊き上げることができます。
安いお米には、昆布やにがりやはちみつなどを入れるなどお米を美味しく炊き上げる裏ワザがいくつもあるので試してみてください。
お米を炊く前に行う工程
お米を炊く前に、浸水しておきましょう。
浸水とはお米を水に浸すことで、最低でも30分は浸してください。
お米は白米の状態だと最初の水を一気に給水します。
30分以降は給水量が変化せず、水をあまり吸わないので、最低30分浸水すればOKです。
なぜ浸水すると美味しく仕上がるのかというと、お米は水を吸うと炊き増しするためふっくらとした仕上がりになるからです。
炊く前に浸水の時間が無いという場合は、前日に浸水しておいても大丈夫なので試してみてください。
お米の美味しい炊き方まとめ
お米は、炊き方一つで仕上がりが全然違います。
ふっくらとしたつやのあるお米に炊き上げるためには、お米の「保存方法」「洗い方」「炊き方」「アレンジ」といった技術が必要になります。
- ジップロックやペットボトルなどに入れて涼しく湿気の少ない所で保存すること。
- お米を洗う時には優しく洗うだけで十分。洗いすぎないこと。
- 炊飯器で炊く際には「早炊き」で炊くと美味しく炊き上げることができる。
- 美味しくないお米は調味料(サラダオイル・マヨネーズ・みりん・昆布・にがり・はちみつなど)でアレンジすると美味しく炊ける
要点をまとめると以上のようになります!
美味しいお米を炊きたいときはご参考ください!
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