海外の市場調査リポート販売を主力としているグローバルインフォメーション(4171)について、同業他社と比較してみました。
まずは業績について。

マネックス証券の銘柄スカウターというサービスを利用して同業他社比較を行いました。
*同業他社との比較方法は「1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資 超効率的な「ファンダメンタル分析」入門 (著者:森口 亮氏)」を参考にさせてもらったので興味のある方はご一読ください!
比較として、メディカルネット(3645)、ポート(7047)、カナミックネットワーク(3939)を入れました。
この表をみると、売上総利益率が他社と比べて低い水準にあります。悪く言えば薄利多売、良い方に考えれば原価率が高い(商品力が高い)ため利益が少なくなっている、ともいえます。
一方、販管費を非常に低く抑えられていて、効率的な経営がなされていることが伺えます。その結果、(カナミックネットワークを除いて)営業利益率が高い水準になっています。
続いて購入に値するかどうか判断するため、PSR(株価売上高倍率)を比較しました。

銘柄スカウターに時価総額と今期売上高(会社予想)が記載されているので、これからPSRを計算します。(PSR = 時価総額÷今期売上高)
結果、PSRは1.8倍となりました。メディカルネット(3645)やポート(7047)と比較すると、割安ではないですが、指標的には割安といえるレベルかと思います。
カナミックネットワーク(3939)は業績面では非常に優秀ですが、PSRが高いすなわち既に割高になっているため、今回購入は見送りました。
以上、グローバルインフォメーション(4171)の同業他社比較をまとめますと以下のようになりました。
- 売上総利益率はやや低く薄利多売気味 (原価率が高く商品力があるとも取れる)
- 販管費は非常に低く抑えられており効率経営がなされている
- その結果、営業利益率は高い水準を維持している。
- PSRは1.8。同業他社と比較すると割安とは言えないが、指標的には割安
ご参考ください^^
コメント