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アールプランナーの株価は底をうったか?評判や今後の株価予想も含め2024年1Q決算を分析

分析

この記事では、名古屋に地盤を持つ戸建メーカ、アールプランナーの株価は底をうったか?というテーマでお届けします。

そのほか、アールプランナーの評判や今後の株価予想などを決算短信を元に分析します。

この記事を読むことで、アールプランナーがどんな会社なのか?、今後の株価予想も参考にしていただけると思いますよ!

では本題に入ります。

*2023年6月12日に2024年1月期 第1四半期決算短信の発表がありましたので反映しています。

アールプランナーはどんな会社?

名古屋地盤の戸建て住宅会社です。

主力は建売住宅販売で、他に注文住宅請負、リフォーム請負、土地販売を手がけています。

19年から首都圏へ進出し、支店や展示場を開設しています。23年1月期に初の配当を実施。

住宅と不動産を手がけてきたグループで、お客様の満足はもちろん、社員の満足、社会の満足にも貢献する企業として、常に成長をし続けています。

株式会社アールプランナーは、東京証券取引所グロース市場に上場しています。

アールプランナーの評判は?

アールプランナーの建売については、建物のデザインや内装に関しては好評である一方、価格が高いという意見が多いようです。

また就職・転職情報サイトによると、「役員のみに決定権があり、管理職はじめ一般の社員が提案や、意見ができる形態が全くとられていない。忙しい…」という口コミもあるようです。

良くも悪くもかなりワンマンな会社と言えそうです。

アールプランナーの決算短信分析

アールプランナーの4期前から今期に至るまで決算短信について分析しました。

なお、決算分析の手法は下記の本を参考にさせていただきました!

\決算書分析はこの1冊でOK/

>> はっしゃん株の本!10倍株の探し方の評判と理論株価や決算分析シートの内容も!

アールプランナーの業績推移

参照:はっしゃん決算分析シート

4期前から今期に至るまでの、売上、経常利益、株価、発行株数、時価総額、EPS(1株あたり純利益)、現金残高がどのように推移しているかを表した棒グラフです。

売上は右肩あがりすが、利益・株価・時価総額は横ばいが続いています。EPS(1株あたりの純利益)は低下傾向です。

アールプランナーの資産推移

参照:はっしゃん決算分析シート

上のグラフの棒グラフは、4期前からの1株(総)資産や1株資本(純資産)、折れ線グラフは理論PBR(理論株価÷純資産)と実際のPBRを示しています。

前期まで1株資産・1株資本ともに右肩あがりでしたが、今季は低下見込みとなっています。またPBR、理論PBRは前期で大幅に落ち込みましたが、今季はやや回復見込みとなっています。

アールプランナーの株価と理論株価、資産価値・事業価値の推移

参照:はっしゃん決算分析シート

実際の株価と理論株価、その計算に使う会社の資産価値・事業価値の推移です。

2期前に大幅に上昇しましたが、以降は横ばい〜やや低下傾向となってます。

アールプランナーの売上に対する各種利益や販管費比率の推移

参照:はっしゃん決算分析シート

損益計算書から読み取れる各数値、粗利益率、販管費比率、経常利益率の推移です。

2期前以降は粗利率が下がり、販管費率がやや上昇した結果、経常利益率が低下していることが伺えます。

アールプランナーのROA、ROE、PER、理論PERの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)と、「理論株価÷EPS」で計算した「理論PER」と実際の株価をEPSで割ったPERの折れ線グラフです。

このグラフによって会社が総資産や自己資本を使って収益を伸ばしているか、減らしているかわかります。ROEやROAの時系列変化は成長が加速するか減速するかを示す重要なサインです。

ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)は前期に大幅減少しましたが、今季は幾分回復見込みです。

PER、理論PERはやや上昇傾向で割安感が薄れてきているようです。

アールプランナーの過去4期分の積み上げ式キャッシュフロー

参照:はっしゃん決算分析シート

キャッシュフロー計算書の営業・投資・財務CFとフリーキャッシュフロー(FCF = 営業CF+投資CFで計算)を今期と過去3期分、積み上げ式で棒グラフにしたものです。

営業CF, 投資CF, FCFがトータルで見ると大幅にマイナスです。一方、財務CFは大幅にプラスなので借入も多くあることが伺えます。今後の資金繰りに不安がありそうです。

アールプランナーの競合他社との比較分析

マネックス証券の銘柄スカウターというサービスを利用して同業他社比較を行いました。

*同業他社との比較方法は「1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資 超効率的な「ファンダメンタル分析」入門 (著者:森口 亮氏)」を参考にさせてもらったので興味のある方はご一読ください!

\ Excelの株式投資はこの1冊でOK /

>> Excel株投資 (森口 亮著) の評判を口コミします!メリットデメリットまとめ

比較として同業他社のプロパティテクノロジーズ(5527)、ウィル(3241)、ケイアイスター不動産(3465)を入れました。

アールプランナーの競合他社との比較(業績編)

競合他社と業績面の比較を行いました。

参照:マネックス証券の銘柄スカウター

同業他社と比較して、原価率は高く、売上総利益率は低くなっております。また販管費率高くなってコストがかかっている状況が伺えます。

アールプランナーの競合他社との比較(割安性)

続いて購入に値するかどうか判断するため、PSR(株価売上高倍率)を比較しました。

銘柄スカウターに時価総額と今期売上高(会社予想)が記載されているので、これからPSRを計算します。(PSR = 時価総額÷今期売上高)

アールプランナーのPSRは0.14倍でした。

指標的にも割安感がありますが、競合他社との比較でも割安感があると言えそうです。

アールプランナーの定量分析

アールプランナーについて成長性・収益性・割安性・安全性・大化け性の5つの項目について、定量分析を行いました。

分析方法も「1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資 超効率的な「ファンダメンタル分析」入門 (著者:森口 亮氏)」を参考にさせてもらったので興味のある方はご一読ください!

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以下がマトリックス分析の結果となります。

参照:Excel株投資 (森口 亮著)

成長性、割安性については高得点でしたが、安全性と収益性の指標がやや低いようです。

アールプランナーの株価チャート分析

以下はアールプランナーの株価チャート(日足・週足)になります。

○日足

○週足

日足は今年に入り上がったり下がったりを繰り返していましたが、第1四半期決算短信の発表を受けて直近では上昇傾向です。

週足は2021年12月から長らく下落傾向でしたが、今年に入ってからは横ばいです。

アールプランナーの株価は底をうったか?今後の株価予想

1Q発表時点の進捗は、売上高は23.0%、経常利益は-4.3%、純利益は-5.0%となっています。

にもかかわらず決算発表後に株価が上昇した理由として、下記2点が挙げられます。

  • 前年対比、1Q時点で増収増益となっていること
  • ウッドショック等の資材高騰がひと段落ついたこと

株価は一旦底をうったと思われます。

売上が順調に伸びているのは救いですね。ただ在庫過多で粗利率が悪化、広告費や人件費が嵩んで利益圧迫と、懸念材料も多くあります。

底は脱した感はありますが、本格的に株価が上昇基調に戻るのは来季以降になるのではないでしょうか?

アールプランナーの決算分析まとめ

アールプランナーの決算分析をまとめると以下のとおりです!

  • 売上は順調に伸びているが、コストが嵩んで利益圧迫。
  • 競合他社と比較して業績は劣る。割安感はあり。
  • フリーキャッシュフローがマイナスで資金繰りに懸念あり。
  • 最悪期は脱した感があるが、本格的な株価の上昇基調に戻るのはまだ先。

以上、ご参考ください!

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