日本人の主食である「お米」
お米は古くから日本人の主食として食べられてきました。
昔はお米を収穫したら、新鮮な状態で少しでも長く保存できるように脱穀せずに穂が付いたまま保存していました。
米作りの技術が発展した現代では、玄米や白米での長期保存が可能になり、昔に比べて新鮮かつ長期的な保存ができるようになったのです。
ところで、お米の「賞味期限」についてご存じですか?
実は、お米にも美味しく食べられる期限があります。
今回はお米の賞味期限について詳しく解説していきます。
お米の賞味期限切れは食べれる?
お米は賞味期限が切れても食べることができます。
「賞味期限」とは、指定の方法で保存した場合に品質が劣化せずに美味しく食べられる期限のことです。
お米は他の食品と比べて傷みにくいという特徴があります。
そのため他の食品よりも賞味期限が長いです。
お米は、賞味期限が切れるとパサパサしたり食感が変わりますが、基本的には食べることができます。
お米の賞味期限についてケース別に解説
お米のケース別の賞味期限はどうなっているのでしょうか。
精米後、未開封、開封後、炊いた後の4つのケースで解説していきます。
精米後
精米後の賞味期限は、基本的には1ヵ月から2ヵ月程度です。
お米の賞味期限を大きく左右するのは「気温」です。
気温が高い夏場は1ヵ月が目安でしょう。
逆に気温が低い冬場は新鮮な状態で2ヵ月程度もちます。
未開封
未開封のお米は基本的に1ヵ月が賞味期限の目安です。
お米を入れる袋には小さな穴が開いており、通気口の役目を果たしています。
このように未開封であっても空気には触れているので、徐々に品質が劣化していくのです。
たとえ未開封であっても早めに食べるようにしましょう。
開封後
開封後の賞味期限は約1ヵ月です。
未開封の場合と比較するとそこまで差がありません。
これは、未開封の状態で保存している場合でも袋の通気口から空気が入り込み、お米と空気が触れているため条件が変わらないためです。
開封後は早めに食べるようにし、1か月以内で食べきるようにすると美味しくお米を食べることができます。
炊いた後
お米を炊いた状態では、更に賞味期限が短くなります。
保温状態のお米は基本的に24時間程度が賞味期限の目安です。
ですが、保存時間が5時間以上を超えるとお米の水分が飛んでしまい食感が落ちるので、炊き上がり後のお米は早めに食べるようにしましょう。
お米の賞味期限は冷蔵庫で保管すると伸びる?
お米を冷蔵庫で保管した場合、賞味期限は1~2ヵ月程度です。
特に夏場でも涼しい場所で保管することで、品質の劣化を防ぐことができ、新鮮な状態で保存することができます。
お米の賞味期限をのばすその他の方法
お米を新鮮な状態で長持ちさせるためには、「温度」「湿度」「酸化防止」の3つに気を付けましょう。
具体的には、ペットボトルのような密閉ができる容器にお米を入れて、冷蔵庫に入れておきましょう。
そうすることで、高温多湿を避けることができ、お米の酸化も防ぐことができます。
お米の賞味期限まとめ
- お米の賞味期限の目安は1~2ヵ月
- 夏場の保存期間は約1ヵ月
- 冬場の保存期間は約2ヵ月
- 保存する時は「高温多湿」を避けて「酸化防止」を心掛ける
- 目安の賞味期限が切れても基本的に食べられる
お米には明確な賞味期限がありません。
ですが、基本的な目安として1~2ヵ月程度がお米の賞味期限の目安です。
炊飯した場合は数時間で品質が劣化してしまうため、早めに食べるようにしましょう。
また、お米の袋には通気口となる小さな穴が開いているため、未開封の場合、開封前の場合どちらでも賞味期限は同じくらいです。
お米は、空気に触れて酸化することで品質が下がります。
食べるとパサパサしたり、炊き上がりがねっとりしてしまったり、品種や水分量によって状態は異なります。
このように劣化したお米は、賞味期限が切れた状態と考えていいでしょう。
お米を新鮮な状態で長持ちさせるためには、「高温多湿」を避け「酸化防止」になるように密閉した環境でお米を保存するようにしましょう。
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