ヤーマン株価の下落の理由と今後の予想!将来性や2023年2Q決算を分析

分析

この記事では2022年第4週の本命銘柄の一つであり美容家電の先駆で専業メーカーであるヤーマンの株価上昇の理由と今後の予想、将来性について紹介します。

*ヤーマンの同業他社比較はこちら

*2022年12月13日に2023年4月期第2四半期決算発表がありましたので反映しています。

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ヤーマンはどんな会社?

美容家電の先駆で専業メーカー大手です。美顔器・痩身器・脱毛器が中心で化粧品の販売も開始し、2015年に中国越境ECのTmallに出店しています。他国も代理店販売網を拡大しています。

4期前からの業績推移

参照:はっしゃん決算分析シート

4期前から今期に至るまでの、売上、経常利益、株価、発行株数、時価総額、EPS(1株あたり純利益)、現金残高がどのように推移しているかを表した棒グラフです。

3期前に一旦落ち込みがあったものの、各項目ともそれ以降は右肩上がりで成長しています。

3期前の落ち込みは、新型コロナウイルスの蔓延によるインバウンド需要減と実店舗の休業が影響していたようです。

ここ2〜3期は業績の割に株価や時価総額は低迷しているようです。

1株資産・1株資本とPBRの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

次は、1株資産や1株資本(≒純資産)を4期前から追ったもので、その数字から理論PBRと実際のPBRを折れ線グラフで表しています。

1株資産、1株資本は右肩あがりです。

理論PBRも3期前に落ち込んで以降、やや右肩上がりなのに対して、実際のPBRはやや低下傾向です。

資産、資本は着実に増加しているのに対して、市場からの評価は追いついていない、いいかえれば割安感があると言えそうです。

株価と理論株価、資産価値・事業価値の推移

参照:はっしゃん決算分析シート

理論株価と実際の株価を折れ線グラフで表したものです。理論株価の算出に使う資産価値、事業価値の伸びを棒グラフで表しています。

3期前以降、理論株価、事業価値はいずれも順調に伸びていることがわかります。

理論株価の伸びに対して、株価は低迷しております。ここからも市場からの評価が遅れている(現時点で割安感がある)と言えると思います。

売上に対する各種利益や販管費の比率

参照:はっしゃん決算分析シート

損益計算書の棒グラフと、その数字から割り出した「粗利率」「販管費比率」「経常利益率」の線グラフを重ねたものです。

これを見ますと、粗利率はやや減少、経常利益率はやや上昇、販管費利率はやや減少傾向となっています。

粗利率の悪化が気になるところです。同社の決算資料を見ると、世界的な電子部品の供給逼迫に対応し棚卸資産を増加させている影響が大きようです。

ROA、ROEの推移とPER、理論PERの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)の過去4期と今期の推移を棒グラフで表し、splpも「理論株価÷EPS」で計算した理論PERと、実際の株価をEPSで割ったPERの棒グラフを記載しています。

ROAは3期前以降、右肩上がりが続いており、経営効率が向上していることが窺えます。ROEは横ばいです。

また理論PERは右肩上がりですが、実際のPERは減少傾向です。ここからも市場の評価が追いついていないと言えそうです。

過去4期分の積み上げ式キャッシュフロー

参照:はっしゃん決算分析シート

キャッシュフロー計算書の営業・投資・財務CFとフリーキャッシュフロー(FCF = 営業CF+投資CF)を過去4期分、積み上げ式で棒グラフにしたものです。

FCFが大幅にプラスであることから、過去4期全体では営業CFの範囲内で投資活動ができていることがわかります。

ただ今期は2Q時点では営業CFが大幅のマイナスとなっており、気になるところではありますが、利益は上がっているようなのでさほど心配しておりません。

株価下落の理由

2023年1Q〜2Qにかけての株価下落は、急激な円安の影響で原料の調達コストが割高になってしまったことが大きな原因のようです。

海外部門は比較的好調ですが、国内部門がやや足を引っ張っているようです。

今期の株価予想と将来性について

チャートは日足、週足ともに横ばいのトレンドが続いております。

2Q時点での進捗率は売上が53.1%、経常利益は70.8%、純利益は68.3%なので、今期に限って言えば順調に推移していると言えそうです。

コロナも落ち着いてインバウンド需要も増えてくると思われるので、業績・株価ともに上がる可能性が高いのではないでしょうか?

まとめ

直近の株価は横ばいですが、決算を分析したところ、非常に投資価値の高い企業であることがわかりました。

以上、決算分析の結果をまとめると、下記のようになります。

  • 3期前以降、業績は概ね右肩上がり。3期前はコロナによるインバウンド減と実店舗休業の影響によるもの。直近の株価と時価総額は下がっている。
  • 1株資産・1株資本、理論PBRも順調に伸びている。実際のPBRはやや低下傾向で評価が追いついていない。
  • 理論株価、事業価値は順調に伸びている。実際の株価の伸びは下落傾向で市場評価が追いついていない。
  • 粗利率が減少傾向。部品調達に伴う在庫増で原価が増えているのが原因
  • ROAは3期前以降、順調に伸びている。ROEは横ばい。
  • キャッシュフローは潤沢で問題なし。ただ今期の営業CFはマイナス
  • 2023年1Q〜2Qにかけての株価下落の原因は、急激な円安の影響で原料の調達コストが割高になってしまったことが大きな原因
  • チャートは日足、週足は横ばい。
  • 2Q時点での進捗率は売上が53.1%、経常利益は70.8%、純利益は68.3%で順調。
  • インバウンド需要の復活も見越すと株価は上がる可能性は高いのではないか?

以上、ご参考ください!

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