クイックの株価予想2023!配当や株価優待は?3Q決算短信を分析

分析

2022年第4週の本命銘柄の一つであるクイック(4318)の決算短信を分析しました!今後の株価の予想、配当&株主優待情報を調べたのでご紹介します!

*クイックの同業他社比較はこちら

*2023年1月31日に2023年3月期第3四半期決算発表がありましたので反映しています。

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クイックはどんな会社?評判は?

専門性の高い製薬・建設関連、エンジニア、看護師など特定領域の人材紹介を主力事業としています。そのほか人材派遣・広告業なども展開しています。本店は大阪で、東京との2本社制です。リクルート系媒体物が中心で、海外は日系企業向け人材サービスの拡大に力を注いでいます。人事・労務管理向けWebサイト「日本の人事部」が成長しているようです。

会社の評判としては、社員の士気・風通しの良さ・社員の相互尊重・20代の成長環境などで評判が高く、逆に人材の長期育成については評判の点数が低くなっています。実力主義が根付いた会社であることが見て取れます。

クイックの業績推移

参照:はっしゃん決算分析シート

4期前から今期に至るまでの、売上、経常利益、株価、発行株数、時価総額、EPS(1株あたり純利益)、現金残高がどのように推移しているかを表した棒グラフです。

売上・経常利益・EPSは2期前から、株価・時価総額・現金残は3期前から右肩あがりです。直近でも株価は上昇トレンドを継続しています。

順調に成長し続けていると言えるでしょう。

クイックの1株資産・1株資本とPBRの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

次は、1株資産や1株資本(≒純資産)を4期前から追ったもので、その数字から理論PBRと実際のPBRを折れ線グラフで表しています。

1株資産、1株資本は2期前に停滞があったものの、以降は右肩あがりで上昇していることがわかります。理論PBRも実際のPBRも緩やかな右肩上がりです。

クイックの株価と理論株価、資産価値・事業価値の推移

参照:はっしゃん決算分析シート

理論株価と実際株価を折れ線グラフで表したものです。理論株価の算出に使う資産価値、事業価値の伸びを棒グラフで表しています。

理論株価・事業価値・株価は2期前まで低下傾向でしたが、それ以降は上昇に転じており、理想的な成長曲線を描いています。

クイックの売上に対する各種利益や販管費の比率

参照:はっしゃん決算分析シート

損益計算書の棒グラフと、その数字から割り出した「粗利率」「販管費比率」「経常利益率」の線グラフを重ねたものです。

直近では粗利益率・販管費比率は減少傾向、経常利益率はわずかに上昇しているようです。粗利率をいかに上昇させるかが課題と言えそうです。

クイックのROA、ROEの推移とPER、理論PERの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)の過去4期と今期の推移を棒グラフで表し、そこに「理論株価÷EPS」で計算した理論PERと、実際の株価をEPSで割ったPERの棒グラフを記載しています。

ROA・ROEは2期前まで低下傾向でしたが、前期で上昇、今季は横ばいの予想となっています。

理論PER・実際のPER共に横ばいです。実理論PERと実際PERの開きが出てきているので、PERの観点から行っても割安感はあるようです。

クイックの過去4期分の積み上げ式キャッシュフロー

参照:はっしゃん決算分析シート

キャッシュフロー計算書の営業・投資・財務CFとフリーキャッシュフロー(FCF = 営業CF+投資CF)を過去4期分、積み上げ式で棒グラフにしたものです。

営業CF・フリーキャッシュフローは大幅なプラスです。投資CF、財務CFはマイナスで投資にも積極的な姿勢が伺えます。

キャッシュフローは問題ないと言えるでしょう。

クイックの配当と株主優待

クイックの配当と株主優待は以下のとおりです。配当性向はまあまあ、株主優待もついているのでなかなか良いのではないでしょうか?

クイックの一株あたりの配当推移

2期前(41期、2021年3月期)以降、一株あたりの配当は増加傾向です。

クイックの株主優待

毎年3月31日、株式100株(1単元)以上を保有している株主を対象に、以下の通り株主優待を実施しています。

クイックの今後の株価予想について

チャートは日足、週足ともに上昇トレンドが続いてましたが、3Qの決算発表で急落しました。

3Q時点での進捗率は売上が77.1%、経常利益は95.6%、純利益は100.9%です。2Qで上方修正を発表してこの進捗率ならば、なかなか良い進捗状況と言えそうです。前年同期対比でも、増収増益は維持しています。

3Q発表で株価が急落した要因としては、売上の進捗が比較的悪かったため(それでも77.1%なので悪くはない)、期待への反動が大きかったからでしょうか?

業績、成長性は申し分がないので、中長期で見れば株価は上がる方向だと予想しています。

まとめ

以上、クイックの決算短信の分析結果をまとめると、下記のようになります。

  • 2~3期前から業績は右肩上がり
  • 1株資産、1株資本は右肩あがりで資産・資本は順調に増加。
  • 事業価値、理論株価、株価は右肩あがりで理想的。
  • 直近2期では粗利率・経常利益率は上昇、販管費利率は低下傾向で理想的な状態。
  • ROA・ROEは2期前〜前期で上昇。今季は横ばいの予想。
  • 理論PER、実際PERは横ばい。理論PERと実際PERの開きが出てきており、割安感が増している。
  • キャッシュフローは潤沢、投資にも積極的。
  • 配当は2期前から増加傾向、QUOカードの株主優待あり
  • 2Qで上方修正があったにも関わらず、3Qでも進捗率は順調
  • 3Q発表後の株価急落の原因としては、期待値が大きかった一方、売上の進捗率がそれほど良くなかったためと思われる。
  • 中長期では業績、成長性申し分ないため、株価は上がる方向と予想される。

以上、ご参考ください!

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