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ショーボンドホールディングス(1414)の2025年1Q決算短信の分析!今後の株価予想も

株式投資

保有株の一つであるショーボンドホールディングス(1414)の決算短信の分析と今後の株価予想をしてみました。

*2024年11月11日に2025年6月期 第1四半期決算短信の発表がありましたので、反映しています。

ショーボンドホールディングスはどんな会社?

全国の道路・橋梁などの老朽化が進む中、その補修・補強工事の専門企業として、社会的な重要性が高まっています。新設工事ではなく、既存インフラの維持管理に特化しているのが特徴です。

技術面では、「ショーボンド工法」をはじめとする独自の補修技術を開発・保有しており、これが競争力の源泉となっています。

最近では、インフラ老朽化という社会課題への対応ニーズが高まっており、同社の事業機会は拡大傾向にあります。

ショーボンドホールディングスの主な事業内容

  • 橋梁やトンネルなどの道路構造物の補修
  • 補強工事が主力事業 インフラ設備の維持管理・メンテナンス
  • 建設コンサルティング

ショーボンドホールディングスの特徴

  • 日本の社会インフラ補修のリーディングカンパニー
  • 独自の補修・補強技術を多数保有
  • 高い技術力と豊富な実績が強み
  • インフラ老朽化対策の需要増加を背景に、安定した業績成長

ショーボンドホールディングスの4期前からの業績推移

参照:はっしゃん決算分析シート

4期前から今期に至るまでの、売上、経常利益、株価、発行株数、時価総額、EPS(1株あたり純利益)、現金残高がどのように推移しているかを表した棒グラフです。

売上、利益ともに右肩上がりで上昇していると言えるでしょう。

対して、直近の株価はあまりパッとしないようです。

ショーボンドホールディングスの1株資産・1株資本とPBRの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

次は、1株資産や1株資本(≒純資産)を4期前から追ったもので、その数字から理論PBRと実際のPBRを折れ線グラフで表しています。

1株資産、1株資本、理論PBRはいずれも右肩あがりで、順調に資産を増やしていることがわかります。

一方、実際のPBRは3期前から減少しており、割安度が増しているのが伺えます。

ショーボンドホールディングスの株価と理論株価、資産価値・事業価値の推移

参照:はっしゃん決算分析シート

理論株価と実際の株価を折れ線グラフで表したものです。理論株価の算出に使う資産価値、事業価値の伸びを棒グラフで表しています。

資産価値、事業価値、理論株価いずれも順調に伸びていることがわかります。

理論株価の伸びに対して、実際の株価は横ばいです。ここからも割安感が増していると言えるのではないでしょうか?

ショーボンドホールディングスの売上に対する各種利益や販管費の比率

参照:はっしゃん決算分析シート

損益計算書の棒グラフと、その数字から割り出した「粗利率」「販管費比率」「経常利益率」の線グラフを重ねたものです。

これを見ますと、粗利率・経常利益率はやや上昇傾向、販管費比率は横ばいとなっています。

利益率が伸びているので問題ないですが、販管費比率が下げれればなお良いでしょう。

ショーボンドホールディングスのROA、ROEの推移とPER、理論PERの推移

参照:はっしゃん決算分析シート

ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)の過去4期と今期の推移を棒グラフで表し、splpも「理論株価÷EPS」で計算した理論PERと、実際の株価をEPSで割ったPERの棒グラフを記載しています。

ROA・ROEは右肩上がりが続いております。

理論PERは横ばいですが、実際のPERは減少傾向です。ここからも割安感が増していると言えそうです。

ショーボンドホールディングスの過去4期分の積み上げ式キャッシュフロー

参照:はっしゃん決算分析シート

キャッシュフロー計算書の営業・投資・財務CFとフリーキャッシュフロー(FCF = 営業CF+投資CF)を過去4期分、積み上げ式で棒グラフにしたものです。

営業CF・FCFが大幅にプラスであることから、過去4期全体では営業CFの範囲内で投資活動ができていることがわかります。

自己資本率も70%超えており、財務は盤石と言えそうです。

ショーボンドホールディングスの今期の進捗率

今期の進捗は1Q発表時点で、売上高は23.4%、経常利益は23.4%、純利益は22.9%となっており進捗率としてはあまり良くないです。

ですが、前期の1Qは23.2%でしたので、前年同期比並みと言えそうです。IFISコンセンサスに対しては2.5%下回る水準となってます。

よくも悪くもなく、堅調に進捗をこなしていると言えそうです。

ショーボンドホールディングスのチャートと今後の株価予想

今年元旦に起こった能登地震直後に6929円をつけてから、ずっと下落トレンドが続いています。

去年1年間はほぼ上昇トレンドが続いたことから、年間単位のレンジ相場となっています。

個人的には、2023年2月17日の5170円が下値のサポートラインになると踏んでおります。(2024/8/5の急落は例外)

決算説明資料を見ると受注高も増えもせず、かといって減りもせず、一定の需要が見込めるので、今後も株価は堅調に推移していくと踏んでます。

参照:株たん

ショーボンドホールディングスの2025年1Q決算短信の分析まとめ

以上、ショーボンドホールディングスの決算短信分析の内容をまとめると下記のようになります。

  • 業績は売上、利益ともに右肩上がり
  • 一方、株価は追いついておらず、割安感が増している。
  • 資産も順調に増加している一方、実質PBRは減少傾向
  • 粗利率・経常利益率はやや上昇傾向、販管費比率は横ばい
  • ROA・ROEは右肩上がり
  • キャッシュフロー潤沢
  • 1Q進捗率は前期並み
  • チャートはここ1年下落トレンド、下値サポートラインに近づいている。
  • 受注は一定して需要があるため、今後の株価は堅調に推移すると思われる。

ご参考ください!

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